1月7日は浅草鷲神社の七草粥・待乳山聖天の大根で無病息災を願う

スポンサーリンク
※このブログは広告を含んでいます。
このブログは広告を含んでいます。
1月7日は浅草で七草粥と大根をいただこう おでかけ

1月7日は七草粥の日です。
自宅で七草粥を作っていただくのも、もちろん大切なことで行って欲しいですが、まだお正月気分も残るこの時期。年末年始の休み中は、家族の食事の支度で疲れた方も多いかもしれません。
1月7日は、神社でも「七草の神事」が行われるのをご存じでしょうか?
今回はお正月の参拝でも賑わう浅草で行われる、「七草の神事」と「大根焚き」について紹介します。

 

スポンサーリンク

鷲神社の新春餅つき大会と七草粥

酉の市の「おとりさま」としても有名な浅草の鷲神社。

話す若い女性

こちらでは、毎年1月7日の七草粥の日に、
「新春餅つき大会と七草粥の催し」が行われています。

地元の方はもちろん、参拝客や観光客の方たちで大変賑わいます。

七草粥の振る舞い

鷲神社では1月7日に、一年間の無病息災を願って七草粥の炊き出しが行われます。

春の七草とは?
セリ・ナズナ・ゴギョウ(ハハコグサ)・ハコベラ(ハコベ)・ホトケノザ(コオニタビラコ)
スズナ(カブ)・スズシロ(ダイコン)

これをすりこ木と杓子を使って、七草ばやしと呼ばれる言葉を唱えながら、七草を叩いて刻んでいきます。刻んだ七草をお米と一緒に炊き込み、七草粥を作ります。

この七草粥を食べることで、万病を避け、長寿を願い、一年の豊作や無病息災を願います。
そして、七草にはそれぞれ体に良い効能があり、消化促進をし、弱った胃腸を整えてお正月で食べすぎた体を労わってくれるとされています。

話す男の子

鷲神社ではこの七草粥が、参拝者に無料で振る舞われます。
神社でいただく七草粥は、より一層ご利益がありそうですね。

 

餅つき大会と鷲舞ひなど催しも

鷲神社では、七草粥の炊き出しのほかにも、お正月らしい餅つき大会も行われ、参拝者にお餅も振る舞われます。
また、鷲神社の地舞として考案された、鷲舞ひの奉納も行われます。
鷲舞ひは、鷲のお面を被って舞を舞うことで、邪気を払ってくれる神楽舞いです。

【新春餅つき大会と七草粥の振る舞い】
開催場所:鷲神社境内にて 東京都台東区千束3-18-7 浅草駅より徒歩8分
開催日時:毎年1月7日 11時~15時
七草粥は11時から先着1,000名、
お餅は11時・12時30分・14時の3回、それぞれ先着200名に無料で振舞われます。
鷲舞ひは、11:30と13:30の2回行われます。
そのほか、お楽しみ抽選会や大道芸の披露、露店などもあります。

 

鷲神社で振る舞われるお餅と七草粥

振る舞いの列に並ぶ間に鷲舞ひや大道芸なども見られますので、振る舞いの長い列に並ぶ間も楽しく過ごせるでしょう。

 

待乳山聖天の大根まつり

京都など関西では、大根焚きが行われるところも多いですが、東京ではあまり馴染みがないかもしれません。

話す若い女性

こちらも同じく毎年1月7日に行われる、
浅草にある待乳山聖天の催しである、「大根まつり」
です。
また、聖天様となぜ大根なのか?についても紹介します。

待乳山聖天とは

聖天様とは、十一面観音菩薩を本地仏とする、大聖歓喜天のことです。
待乳山聖天は正式には本龍院といい、推古天皇3年の時代に、金の龍が現れて一夜にしてできた霊山といわれ、その6年後に干ばつが起こった際、大聖歓喜天が現れて人々を救ったと言われています。

境内には、聖天様のご利益を象徴する、巾着や大根が印されています。

大根:体を丈夫にして、良縁を成就し、夫婦円満、一家の和合のご利益があるとされています。
巾着:財宝を表し、商売繁盛のご利益があるとされています。

聖天様はあらゆる願いを叶えてくれる、強い力があると言われていう一方で、きちんとお願い・お祀りしないと怖いという話もあります。
参拝して願い事を言う場合は、しっかりと信仰してお参りするようにしてください。

待乳山聖天の大根と巾着の御印

大根まつりとは?

待乳山聖天の大根まつりは、1974年から毎年1月7日に行われています。
元旦からご本尊にお供えされた大根を、ふろふき大根にして柚子味噌をかけたものを、お神酒とともに参拝者に振る舞われる日です。

大根は、体の中の毒素を中和して消化を助ける働きがあるとされています。
その大根の働きが、心身を清浄にする聖天様の「おはたらき」を表すものとして、
聖天様の供養に欠かせないお供物として用いられています。

大根をお供えすることで、聖天様が心身の毒を清めてくれるとされていて、
お線香のように大根がお供えされます。
そのお供物の大根のお下がりをいただくことで、聖天様の徳をいただき、心身の健康を得るとされています。

待乳山聖天の大根まつりの様子

 

【待乳山大根まつり】
開催場所:待乳山聖天 東京都台東区浅草7-4-1 徒歩10分
開催日時:大般若家内安全法要:1月7日 11:00より
法要終了後、11:30分~先着2,000名に、無料のふろふき大根の振る舞いがあります。
本堂の前で9時ころから整理券が配られています。神楽殿では神楽の奉納も行われます。
境内の横では、持ち帰り用の祈祷済みの「お下がり大根」があり、1本の大根をいただて帰れます。

大根祭りの日には出店もあり、「歓喜大根」という大根の形をした和菓子の販売や、御神酒にも使われる待乳山の名前がついた清酒も販売されていますので、こちらもチェックしてみて下さい

まとめ

1月7日に行われる、浅草の鷲神社の新春餅つき大会と七草粥、そして待乳山聖天の大根まつりを紹介しました。
浅草は観光や初詣でを兼ねてお出かけしやすいスポットですが、七草粥の神事・振る舞いは、ほかにも行われてる神社があります。
東京では、出世の階段で有名な愛宕神社や築地にある築地波除神社なども人気です。
どちらも、混雑しますので、早めのお出かけがオススメです。
毎年行われていますので、1月7日が平日にあたる場合は、多少混雑は減るかもしれません。
是非一度、訪れてみてくださいね。

また、この時期の過ごし方や行事など二十四節気についてこちらの記事でも紹介しています。