亀戸天神社の「藤まつり」が開催中。江戸から続く藤の名所を紹介

スポンサーリンク
※このブログは広告を含んでいます。
このブログは広告を含んでいます。
亀戸天神社の 藤まつりへ おでかけ

亀戸天神社は、鷽替神事や梅まつり、合格祈願など、常に人気の場所ですが、
春の藤の花も、また見事なことで有名です。

今回は、亀戸天神社の「藤まつり」について、紹介します。

スポンサーリンク

亀戸天神社の藤まつりについて

毎年春に行われている、亀戸天神社の「藤まつり」について紹介します。

藤まつり 2024年4月6日~4月30日

毎年行われている、亀戸天神社の藤まつり。
最近は、温暖化の影響で、花の開花時期も予測が難しいですね。

2024年の開催は、4月6日(土)から4月30日(火)まで
御本殿の開門・閉門時間午前6時~午後5時(神社境内には24時間出入り可能) 

亀井戸天神社藤まつり案内
※藤まつり期間中は、花の見頃によりライトアップが行われます。(日没から午後9時まで)

だいたい、4月中旬頃から、境内に約50株以上ある藤の花が一斉に咲き始めます。
藤の花が咲き始めると、夜はライトアップも行われ、昼間とは違った幽玄な藤の世界を楽しめます。
まつり期間中は、沢山の露店も出て、境内は大変賑わいます。


令和5年の藤まつりチラシ

藤まつりライトアップ

暗闇に浮かぶ、スカイツリーと藤の花のライトアップも美しく、夜空に映えます。

亀戸天神社・藤まつりの歴史

話を聞く女の子

亀戸天神の藤はいつ頃から、有名なのでしょうか?

話す若い女性

亀戸天神が藤の名所になったのは、江戸時代からです。
当時の亀戸は湿地地帯だったため、360年前の創建時、初代の宮司が水気を好む
藤を植えたのがはじまりといわれています。
徳川5代将軍の綱吉や8代将軍の吉宗も訪ねたこともある名所です。

 

天神様・菅原道真といえば「梅」がつきもので、有名です。
亀戸天神は梅の名所としても知られていますが、江戸時代は「藤の名所」として知られていました。

話す若い女性

亀戸天神社の藤のすばらしさは、「亀戸の五尺藤」「亀戸の藤浪」といわれ、
安藤広重の「名所江戸百景」や歌川国芳の「江戸じまん名物くらべ」など、
多くの浮世絵にも描かれています。

江戸っ子たちは、日帰りの行楽地として、亀戸天神社での藤見を楽しんでいたようです。

亀戸天神社の藤の浮世絵

歌川広重『名所江戸百景』「亀戸天神境内」
この作品はフランスの画家クロード・モネに影響を与えたとも言われています。

学業講祭 4月25日(木)~5月5日(日)

藤まつりの期間中には、「学業講祭」も同時期に行われます。

話す若い女性

「学業講祭」とは?

この一年に合格祈願・学業成就祈願・成績向上祈願などを

申込まれた方をお招きして行なわれています。

今後の学業上達と身体安泰を祈願する祭りです。

 

「学業講祭」期間中は、お囃子や邦楽の演奏をはじめ、様々な催し物が境内で行われます。

出世鯉の放流(しゅっせごいのほうりゅう)
開催日時:5月5日 午前9時頃から
本殿前の太鼓橋の近く。出世鯉の放流が行われます。
初穂料を納めると、稚魚を池に放流することができます。※数に限りがあり、なくなり次第終了。

子供の健康と元気な成長を願う行事である、出世鯉の放流。
中国の黄河(こうが)に竜門(りゅうもん)という急流があり、鯉がそこを泳いでのぼることが
出来れば竜になるという言い伝えに因んで行われます。【登竜門】
5月5日の子供の日と、11月の七五三祝いの時に、子供達が健康で世に出て活躍する願いを込め、
心字池に鯉を放流する行事が行われています。

亀戸天神について

藤まつりが行われる、亀戸天神社とはどのような神社なのでしょうか?
由来など簡単に紹介します。

亀戸天神社について

亀戸天神は、「天神様」・「菅原道真」を祀っています。

菅原道真の末裔で、九州の太宰府天満宮の神官であった菅原大鳥居信祐(すがわらおおとりいのぶすけ)が夢のお告げにより、道真ゆかりの飛梅で神像を刻み、諸国遍歴をしたあと、
本所亀戸村にあった小さな祠に、神像を祀ったのが始まりといわれています。
この時、徳川幕府による本所地域の大開発と重なり、4代将軍の家綱が社地を寄進。
1662年に太宰府の社を模して社殿・楼門・回廊・心字池・太鼓橋等を造営したのが、亀戸天神社です。

亀戸天神社の 鳥居と境内

亀戸天神社は、九州の太宰府天満宮に対して、
東の宰府として「東宰府天満宮」、「亀戸宰府天満宮」と昔は称されていました。

九州太宰府天満宮の境内に習って造られ、心字池に架かる橋は三つあり、それぞれ
「過去・現在・未来」を表しています。橋を渡ることで心身を清め、御神前に進むようになっています。

藤まつり中の限定御朱印 藤のハガキと飴もいただけます
心字池と橋と藤の花の共演が美しい、藤のシーズンは是非亀戸天神社へ。
藤まつり期間中は、限定の御朱印もいただけます。

亀戸天神社:〒136-0071 東京都江東区亀戸3丁目6番1
JR総武線・亀戸駅北口より徒歩15分
JR総武線/地下鉄半蔵門線・錦糸町駅北口より徒歩15分

亀戸天神社に行ったら船橋屋の葛餅を

亀戸天神社の門前に店を構えるのが、1805年(文化2年)の江戸時代に亀戸天神の境内にて創業した、
老舗の「船橋屋」です。
関東風のくず餅が有名で、船橋屋のくず餅は、一度は食べたことがある方が多いと思います。
藤まつりシーズンには、藤にちなんだ限定スイーツがいただけます。

船橋屋
錦糸町駅から亀戸天神社に向かう途中にある船橋屋。
店の前にも藤棚があり、目を惹きます。

藤まつり限定スイーツ

2024年4月6日(土)~4月30日(火)に開催予定の亀戸天神「藤まつり」にあわせて、
船橋屋では、「食べ歩きカップくず餅(藤)」「天神藤あんみつ」「藤のおしるこ」が販売されます。
※亀戸天神境内店は2024年4月6日(土)~5月6日(月)の期間限定出店です。

船橋屋のくず餅は、「小麦澱粉」を450日乳酸発酵させて蒸し上げる、和菓子の中で、
唯一の発酵食品といわれています。
保存料を使わない自然な製法・発酵食品・無添加である伝統のくず餅は、体にも優しい食べ物です。

亀戸にある船橋屋

藤まつり期間中に食べられる、3種類の限定スイーツを紹介します。

写真左上【藤のおしるこ】
紫芋餡と船橋屋特製小豆の2層仕立て。紫芋パウダーで藤の花を表現し、白玉が6個入っています。
くず餅3切れのセットです。
販売価格:1,250円(税込)
販売期間:2024年4月6日(土)~5月6日(月)
販売店舗:亀戸天神前本店(イートイン限定)
写真右上【天神藤あんみつ】
葡萄寒天と綾紫芋餡を使用した、藤色のあんみつ。白蜜をかけ、素材の味を楽しめます。
販売価格:640円(税込)
販売期間:2024年4月6日(土)~5月6日(月)
写真右下【食べ歩きカップくず餅(藤)】
食べきりサイズのカップくず餅の、藤バージョン。紫芋蜜と紫芋きな粉をかけて食べます。
販売価格:600円(税込)
販売期間:2024年4月6日(土)~5月6日(月)
販売店舗:亀戸天神前本店

お店は、長蛇の列ができますが、亀戸天神社の参道でも、テイクアウトできる出店がありますので、お店と扱ってるものは違いますが、食べ歩きするのもオススメです。

まとめ

亀戸天神社でおこなわれる、「藤まつり」について紹介しました。
江戸時代からの歴史ある、藤の名所ですが、現在は、境内から藤の花のバックには、スカイツリーが眺められます。
周辺には、老舗の店などもあり、また、藤まつり期間中は、様々な催し物や出店なども楽しむ事ができます。
是非、藤の花を眺めながら、江戸時代の藤見にも心を馳せてみてください。

また、この時期の過ごし方や行事について、二十四節気の紹介をこちらのブログでしています。https://kurashiniikasu-wanotie.com/koyomi/1013/
良かったら参考にしてみて下さいね。