3月3日は女の子の桃の節句、ひな祭りです。
自宅でもひな人形を飾る方も多いのではないでしょうか。
昔ながらの段飾りはもちろん、手軽に飾れる小さなおひな様や、洋風テイストもの、キャラクターとのコラボなど、今では様々なひな人形が作られています。
今回は、東京都新宿区ある、京王プラザホテルで毎年開催されている、ひな祭りの展示を紹介します。
京王プラザホテルで楽しむおひな様
東京都新宿区にある京王プラザホテルでは、毎年2月・3月は「ホテルで楽しむおひな様」として、ひな飾りの展示とお得なランチプランなどが楽しめるようになっています。
京王プラザホテルへ
京王プラザホテルは、新宿駅西口から徒歩5分ほど。
西口のバスロータリー下の駅通路から都庁方面の連絡通路を行くと、通路を出てすぐ左側がホテル前という、分かりやすく便利な場所にあります。

こちらのホテルでは、ホテルで楽しむひな祭りとして、毎年ロビーにひな人形が展示されています。
普段、ホテルにはなかなか足を運ぶ機会がない方でも、気軽に訪れるきっかけにもなります。
2025年のホテルで楽しむひな祭り
京王プラザホテルでは、24年目を迎えるひな祭りにちなんだイベントです。
雛人形や吊るし飾りの他、伝統工芸品の展示や体験、ひな祭りのイベントにちなんだお食事も味わえる、特別な期間です。
2025年の開催内容を紹介します。
有田焼で食す節句料理と華やぎの雛調度
2025年のテーマは、有田焼の展示や有田焼の器を使ったひな祭りの節句料理です。
雛人形などの飾りは、ロビーで自由に見学できます。
~有田焼で食す節句料理と華やぎの雛調度~
開催期間:2月1日(土)~3月27日(木) ランチ&ディナーは3月31日まで
開催場所:本館3階・メインロビー・アートロビー
2階・本館7階・レストランコリドール
ひな人形と吊るし飾り
特別展示のひな人形は、「真多呂人形」の段飾りと「吊るし飾り」です。
こちらの様子は、2024年のレポで詳しく紹介していますので、参考にしてください。
東京手描き友禅
ひな人形とともに特別展示されるのは、「東京手描友禅」です。
人形の衣装にも使われている染色技法である友禅。
伝統的工芸品にも指定されている、東京手描友禅の振袖などを見ることができます。
【友禅染体験】
和食をいただき、東京手描友禅のハンカチ染を体験制作できます。
日時:2月26日(水) 受付開始 9:30より
製作時間・10:00~12:00 お食事・12:30~14:00
参加費:1名様 12,000円(材料費・お食事・サービス料・税込み)
定員:20名様
【色挿し友禅染ワークショップ】
柄の描いてある生地に好きな色を染めていく、手描友禅の体験です。
日時:3月14日(金)・3月15日(土) 10:00~17:00
製作時間:30分程度・予約不要
参加費:1名様 3,000円(サービス料・税込)
定員:各回5名様
【友禅ショップ】
東京手描友禅の職人グループ・そめもようによる、ストールや手ぬぐい・Tシャツ
などの販売が行われます。
日時:3月14日(金)・15日(土) 10:00~17:00 16日(日) 10:00~15:00
場所:本館3階・アートロビー
鍋島焼の雛飾りと有田焼
伊万里鍋島焼から、磁器の雛飾りとして、お内裏様や狗筥の展示があります。
有田焼の器を使ったひな祭りの節句料理との特別メニューが館内の4店舗のレストランでいただけます。
その他、ロビーで和楽器の演奏なども開催されます。
2024年のひな祭り特別展示
開催期間:2024年2月1日(木)~3月31日(日)
場 所:新宿京王プラザホテル 3階メインロビー・2階レストランフロア
料 金:無料
「日本の文様に見る子女への祈り」として、ひな飾りの特別展示や、
制作体験と特別ランチプランなど、ホテルならではのひな祭りを楽しむことができます。
2ヵ月と期間も長く、ひな飾りの見学は無料となっています。
吊るし飾りの制作体験教室やランチプランなどは予約が必要なので確認してください。
真多呂人形と吊るし飾り
まずは、3階メインロビーから。
「真多呂人形の段飾り」と「本絹の古布で作られた吊るし飾り」が飾られて、華やかなロビーです。

真多呂人形とは
真多呂人形とは、280年の伝統を持つ人形です。
木目込み人形である真多呂人形は、京都・上賀茂神社に使えていた高橋重忠が作った人形が始まりと言われています。
そして上賀茂神社から木目込み人形の正統伝承者として認定されている、唯一の木目込み人形が
真多呂人形です。
こちらの人形の特徴は、ふっくらとした気品のある顔立ちが特徴で、穏やかで微笑みを含む顔は、見る人の心を和ませてくれます。
また、同時に展示されているのは、「本絹古布の吊るし飾り」です。
こちらに飾られているのは、キルト作家・松尾光代さんとひまわりグループのメンバーによる、
昔からの着物や貴重な本絹古布を使って、京王プラザホテルで展示するために作られた手作り作品です。

また、寄せ木細工も一緒に展示されています。
吊るし飾りの細工物の言い伝え
吊るし飾りには、沢山の飾りものが吊るされています。
一つ一つ、飾りには縁起物の由来があり、なぜそれが飾られているのか見るのも楽しいです。
亀:長寿の象徴 子供が長生きできるように
雀:五穀豊穣を表す 食に恵まれて丈夫になる
大根:古来より毒消しの意味がある
人参:滋養があり、わが子が健康に育つように
花:花のように娘や孫が可愛くなるように
枕:寝る子は育つ、健やかに育ちますように
蛤:二枚貝は貞操の象徴で、娘の幸せを願う
巾着:すべてのお金がわが娘のもとに集まって幸せが舞い込むように
座布団:早くお座りができますように
鳩:神の使いとして、また鳩はむせないとも言われ、お乳が良く飲めるように
草履:早く歩けますように、足が丈夫になりますように
猿っ子:去るにかけて災厄が去る
柿:滋養があり、柿が赤くなると医者が青くなる
鶴:長寿の象徴として
ほおづき:女性の守り神とされ、婦人病の薬効があるとされる
糸巻き:お裁縫が上手になるように
蝶:三々九度の男蝶・女蝶の縁起物。蝶のように可憐な娘になりますように
俵ねずみ:子供を沢山産んでまめに働く、俵は五穀豊穣を表してる
とうがらし:虫よけの効果があるとして、娘に悪い虫がつかないように
えび:長いひげや、曲がった腰が不良長寿を表している
鞠:鞠のように元気で可愛らしく育つように
犬張子:犬は出産が軽いことから、安産のお守りとして
蕗の薹:「富貴」にも通じてめでたい植物として
桃:早く花が咲き、植えやすく実が多いので、多産を意味する
三角:薬袋は昔は三角の袋で、病気と無縁になるように
うさぎ:赤い芽のうさぎは呪力があり、神様のお使いとされた
這い子人形:這えば、立てば、立てば歩めの親こころを表す
セミ:卵から幼虫・蛹・成虫に脱皮していくことが出世を意味して縁起が良い
田吾作:幼児や家内安全の厄除けのお守りとして昔から親しまれている
お猿っこ・くぐり猿・猿ぼぼなど地域によって呼び方が異なる
だるまさん:七転び八起きで福を招く 赤が疱瘡の魔除けともされた
金魚:赤い色は魔除けに通じるとして
竹の子:すくすく元気に真っすぐ育つようにとの願い
松:神聖なる木、葉は夫婦和合と子孫繁栄として
トンボ:疫病を広げる蚊を食べることから、子供の無病息災を願う
茄子:生すは子供に恵まれるように 成すは大願成就が叶うように
風車:子供の遊び道具 何事にも良い風向きになるように
おしどり:夫婦仲睦まじく
枕:寝る子は育つ、健やかに育つように
など、おめでたいもの・あやかりたいと願うもの・初節句を迎える女の子無病息災を願う飾り物が作られています。


3階エントランスのほか、2階レストランフロアの通路には、様々な飾りが展示してあります。
ひとつひとつの飾りものをじっくり見て、その由来などを調べてみるのも良いかもしれません。
まとめ
今回は、東京新宿の京王プラザホテルで楽しめるひな祭りの紹介をしました。
観光地では、ひな飾りを大々的に行っているニュースも見かけますが、
ホテルでひな飾りの展示が見学できるのは、ご存じない方もいるかもしれません。
是非、気軽に足を運んで、お食事なども楽しんでみてください。

