夏の風物詩のひとつ、東京の入谷朝顔まつり。
朝早くから、深夜まで、たくさんの朝顔と飲食の出店が並びます。
入谷の鬼子母神(真源寺)とその周辺で行われます。
入谷の朝顔まつりについて、そして朝顔まつりの歴史などを紹介します。
入谷の朝顔まつりへ行こう
東京の夏の風物詩と言えば、入谷の朝顔まつり、そして浅草のほおづき市です。
その後、花火大会など夏祭りなどが開催されるようになります。
ここでは、入谷の朝顔まつりについて紹介します。
入谷朝顔まつり 2025年開催は?
入谷朝顔まつりの2025年の開催情報です。
開催時間:早朝5:00~23:00ころまで 店舗により異なる・雨天決行
開催場所:入谷鬼子母神(真源寺)およびその周辺・言問通り
真源寺・台東区下谷1-12-16 メトロ日比谷線入谷徒歩約1分 JR鶯谷徒歩約3分※歩行者天国が実施されます。
7月6日の12:00~21:00・7日と8日の17:00~21:00まで

朝顔の販売はもちろん、沢山の飲食の出店や、朝顔まつりのグッズ販売や
フォトコンテストなどが行われます。
朝顔まつりの見どころは?
【朝のポイント】
朝顔は、朝早い時間に花が咲くため、朝顔の販売は早朝から行われます。
朝顔の花が咲いている状態を見て、色々と見比べてから購入したい人は、朝に行くのがオススメ。
【昼間のポイント】
朝顔の花は昼頃にはしぼんでしまいますが、飲食店の屋台や歩行者天国が始まるのは、昼から。
食べ歩きなどをゆっくり楽しみたい方は、午後からがオススメです。
【夜のポイント】
遅くまで開かれているので、会社帰りでも間に合うのがうれしい朝顔まつり。
夜のオススメは、「江戸手描き提灯と雪洞」も見どころの一つです。
手描き提灯に灯りがともり、街は幻想的な夜祭りの雰囲気になります。
江戸時代から受け継がれてきた、手描き提灯は、家内安全や商売繁盛・安産・子育てなどを
入谷の鬼子母神に願いをかけて、地元の方や一般の方からも協賛・奉納されています。

朝顔の販売や限定御朱印など
沢山の出店がありますが、朝顔は1鉢2000円前後で販売されています。
朝顔には、朝顔市の公認の護符がついています。
朝顔まつり期間中の3日間、真源寺では、朝顔の絵が入った限定御朱印と朝顔守が授与されます。
御朱印は書置きなので、早めに行くのをオススメします。
朝顔守・御朱印の授与の際は、火打石を打ってお経を唱えていただけるので、ご利益いっぱいです。

朝顔と入谷鬼子母神の由来について
朝顔は、学校の夏休みの自由研究で、育てた方も多いでしょう。
最近では、家庭菜園なども人気ですが、江戸時代には、園芸ブームというのがありました。
入谷で朝顔の市が行われるようになった訳や、入谷の真源寺が、鬼子母神として信仰されている
歴史などを紹介します。
朝顔はいつから人気に?
朝顔は、奈良時代に薬用植物として、遣唐使によって中国からもたらされました。
下剤用の漢方薬として伝わった朝顔は、薬用植物として珍重されてきました。
当初の朝顔の花は、青色の花だけでした。
そんな朝顔が観賞用として楽しまれるようになったのは、江戸時代から。
可愛いらしい花を咲かせる朝顔は、江戸時代には、観賞用として栽培されるようになりました。
青と白だった朝顔の花の色も、赤・紫・黄色などが生まれるようになりました。
朝顔の栽培は、植木職人を中心に、武士たちも品種改良に取り組み、庶民の間にも広がります。
「変わり咲き」といわれる、花びらや葉・茎の形を変化させた朝顔が流行し、
品種改良した朝顔の番付が作られ、今で言うコンテストも開かれるようになりました。
3度の朝顔ブームから朝顔市へ
江戸で大火事が起き、下谷に広い空き地ができたため、文化年間の初め頃から、
下谷御徒町あたりで、植木職人たちが朝顔の栽培を始めました。
変化朝顔とよばれる品種改良した朝顔が話題になり、朝顔の変種や珍種が育てられるようになりました。
入谷にいた植木職人・成田屋留次郎が朝顔師と名乗って登場します。
朝顔の品種改良のほか、朝顔の珍品を集めて図説を作るなど、
朝顔紹介のプロデューサーとして活躍。
入谷の真源寺で朝顔の披露をしたことから、入谷の朝顔まつりのさきがけとなっています。
明治時代に入っても、入谷では植木職人が朝顔の栽培に力を入れていました。
今のような、入谷の朝顔市が、江戸東京の夏の風物詩となりました。
都市化による職人たちの移転などで、大正2年に、朝顔市は一時期廃れたましたが、
地元の有志などによって、これまでの植木職人に依頼して、昭和22年に朝顔市を復活しました。
入谷の朝顔まつりは、日本最大の朝顔市として現在にいたります。
入谷鬼子母神とは?
「恐れ入りやの鬼子母神」という言葉を聞いたことがありませんか?
江戸時代に生まれた狂歌のブームを起こした大田南畝が詠んだことでも有名な、入谷の鬼子母神。
入谷の鬼子母神で親しまれているのは、正式名称は真源寺です。
1659年に創建されました。法華宗本門流のお寺です。
「雑司ヶ谷の法明寺」・「市川の中山法華経寺」とともに、江戸三大鬼子母神の一つです。
鬼子母神はもとはインドの女性の神様で、沢山の子供を産みましたが、
性格が凶悪で、他の子供を食べてしまうため、人々に恐れられていました。
それを見た、お釈迦様は、鬼子母神の末子を隠してしまいます。
そして、鬼子母神に自分の子を失う悲しみを実感させ、改心させました。
以降は、鬼子母神は、安産・子育ての神様として信仰されるようになりました。
鬼子母神が子育てのよい神様になった由来から、鬼子母神の鬼の字は、
ツノなしのオニの字が使われています。
ちなみに、7月の同時期に、雑司ヶ谷の鬼子母神でも、夏市が行われ、朝顔も販売されています。
まとめ
入谷の朝顔まつりの開催について、朝顔や入谷鬼子母神の由来などについて紹介しました。
幻の?団十郎朝顔を探そう
朝顔まつりでは、様々な変わった朝顔を見つけることができます。
二代目市川團十郎が、歌舞伎十八番の内「暫」で用いた衣装の色が、海老茶色であったことにちなんで、つけられた団十郎という名前の朝顔があります。
江戸時代には、団十郎の茶色として、一世を風靡したといわれています。
「黄蝉葉種、栗皮茶無地筒白」という特徴がある団十郎朝顔。
種の確保が難しく、一度途絶えましたが、現在復活されています。
朝顔の中では、渋い色ですが、蘇った珍しい品種を手元に置いてみてはいかがでしょうか?
朝顔の花は、末広がりの形で縁起が良く、薬草として伝来したこともあり、
飾ることで、暑い夏を無病息災で過ごせるとも考えられています。
また、蔓を巻き付けて伸びることから、花言葉は「愛情の絆」です。
恋愛運向上の縁起物としても人気があります。
早起きして、または涼しくなった夜など、是非、入谷の朝顔まつりに足を運んでみて下さい。
同じく7月の東京の風物詩である、ほおずき市について紹介もしています。
https://kurashiniikasu-wanotie.com/event/1434/

